2012年02月10日

ハリール・ジブラーン

あなたの子どもは、あなたの子どもではありません。

彼らは生命そのものが望んだ息子や娘なのです。

あなたを通ってやって来ますが、あなたからやって来るのではありません。

あなたといっしょにいますが、あなたのものではないのです。

子どもに愛を注いでもよいでしょう。でも、考えを与えてはいけません。

子どもには子どもの考えがあるからです。

あなたの家に子どもの体を住まわせてもよいでしょう。でも、その魂を住まわせてはいけません。

子どもの魂は明日の家に住んでいて、あなたの夢の中にでさえ、そこに立ち入ることはできないからです。

子どものようになろうと努めてもよいでしょう。でも、子どもをあなたのようにしようとしてはいけません。

生命は後戻りせず、昨日とともにとどまってもいないからです。

あなたは弓です。その弓から、子どもは生きた矢となって放たれます。

射手は果てしなく続く道にある的を見つめ、矢がすばやく、遠くへと飛んでいけるように、力いっぱいあなたをしならせます。

射手の手の中でしなることを喜びましょう。

なぜなら、射手が、飛んでいく矢を愛しているなら、同じようにとどまる弓も愛しているのですから。

 リハール・ジブラーン(1883-1931。レバノン出身の詩人、画家、彫刻家。オスマン帝国時代末期に現在のレバノン北部ブシャッレ(ブシャッリ)で生まれ、1895年にアメリカへ移住、ニューヨークで没した。「20世紀のウィリアム・ブレイク」とも称され、宗教・哲学に根ざした壮大な宇宙的ヴィジョンを謳う詩や絵画を残し、その作風は後世いろいろな詩人や政治家に影響を与えた。)
posted by Arthur at 13:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 作家・詩人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by まるこ at 2012年07月13日 01:59
私が将来、子供を産み
育てる時が来たなら、
その子がお嫁にいく時に
この詩を送りたいです。
Posted by まるこ at 2012年07月13日 02:03
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